
健康な肌と敏感肌・乾燥肌の違いとは?

健康な肌
- 角質層の水分量が多い
- バリア機能がしっかりと働いている
皮膚の表皮は4つの層でできています。この4層の中の一番外側にある、0.02mmの薄い角質層の水分量が、しっかりと保たれている皮膚が、健康な肌を作ります。この薄い角質層は、肌の水分を保持し、外からの刺激から肌を守るバリア機能といても活躍します。
敏感肌・乾燥肌
- 肌の水分、皮脂量が少ない
- バリア機能が低下している状態
敏感肌がかならずしも乾燥肌というわけではありませんが、乾燥によって肌の水分、皮脂量が少なくなると、肌のバリア機能が低くなりやすくなります。肌が乾燥して、肌がかゆくなったりするのは、肌のバリア機能の低下がどんどん進んでしまっている状態です。
また、敏感肌は、紫外線やアレルゲンなどの外からの刺激にも反応しやすくなっている状態です。

敏感肌・乾燥肌を改善するには?

洗いすぎない
冬の時期などは特に、熱いお湯で洗顔していませんか?1日に何度も顔を洗っていませんか?
肌を清潔に保つことは大切ですが、洗いすぎると必要な潤いや皮脂までも落としてしまいます。洗いすぎることによって、肌のバリア機能が低下してしまうので、過度な洗浄はやめましょう。
洗顔料も、なるべく落としすぎない優しい素材のものを選ぶようにすると良いでしょう。
保湿する
水分の蒸発を抑えて、外からの刺激から肌を守るために保湿はしっかりとしましょう。
保湿化粧品には、製品によって成分がさまざまなので、できるだけ低刺激性のものを選ぶと良いでしょう。バリア機能が低下している状態の肌は、しみたり、赤くなったり、外部からの刺激を受けやすくなっているので、必ずパッチテストをして、自分の肌にに合った化粧品を使うようにしましょう。

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敏感肌・乾燥肌を改善する生活習慣とは?

肌の保湿などのケアが大切なのはもちろんですが、肌のターンオーバーが正常に行われないと、根本的な改善にはいたりません。
肌のターンオーバーを正常にし、肌を再生させるためには食生活など、生活習慣の見直しが必要です。
食事はバランスよく摂る
脂質の多いお肉や揚げ物、炭水化物たっぷりのラーメンなど、脂質や炭水化物の多い食事は控えましょう。
炭水化物や脂質も必要な栄養素ですが、そればかりに偏った食事では、栄養バランスが悪く、肌の再生に必要な栄養ををしっかりと摂ることができません。
ビタミンやミネラルなど、体にも肌にも良い良い要素をバランスよく摂るようにしましょう。どのような食事のメニューを選んだらいいのかわからない場合は、和食定食のようなものがおすすめです。
冷たい食べ物はとりすぎない
冷たいドリンクや生野菜、などの冷たい食べ物は体を冷やすため、血行を悪くしてしまいます。
ついつい冷たい飲み物を一気にガブガブ飲んでしまいますが、できれば常温の飲み物、温かい飲み物を飲むようにしたほうが良いでしょう。
体の血行が悪くなると、肌の代謝も悪くなります。できるだけ、体を温めて、肌の代謝を活性化させるようにしましょう。
ビタミン類を摂りましょう
美肌を保つためにはビタミン類が必要不可欠です。野菜や果物にはビタミンが多く含まれますが、前述したように、生野菜は体を冷やしてしまうので、ニンジンやブロッコリー、ほうれん草などの緑黄色野菜を加熱処理した、温かい野菜がおすすめです。
温かい野菜たっぷりのスープなどもいいですね。
ビタミンの中でも、肌の再生を助けるビタミンAや、コラーゲンの生成を助けて、抗酸化作用のあるビタミンCはたっぷりと摂りましょう。
また血行を良くして、若返りの効果もあるといわれるビタミンEや、ビタミンB2、B6なども肌にいい効果をもたらしてくれます。
肉、大豆、魚など、とにかくたくさんの品目を、バランスよく食べるようにするといいですね。
便秘を解消する
便秘はお肌の大敵です。肌の代謝も悪くなってしまいます。適度な運動、植物繊維の多い食品を摂って、便秘を解消しましょう。
よく寝る
睡眠不足もお肌の大敵です。肌のターンオーバーが正常に行えなくなってしまう原因になります。また、乾燥肌を悪化させ、免疫力の低下にもつながりますので、質の良い睡眠をとるように、規則正しい生活を心がけましょう。
タバコはやめましょう
タバコは血行を悪くし、ビタミンを破壊してしまいます。お肌にも体にも良いことはありませんので、タバコはやめることをおすすめします。
まとめ
敏感肌、乾燥肌を改善するために大切なのは以下の8つ。
- 洗い過ぎない
- しっかりと保湿する
- 食事はバランスよく
- 冷たいものをとりすぎない
- ビタミンをしっかりとる
- 便秘を解消する
- よく寝る
- タバコはやめる
